投稿日:2026年2月15日
最終更新日:2026年3月7日
オーガニックスクール 肥料 農業基礎

オーガニックスクール日誌 「講義内容紹介(その5)座学⑦⑧」

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WRITER 石川仁士
事務局長
初めまして。京都・亀岡にある「亀岡オーガニック農業スクール」事務局の石川と申します。今年で70歳になる、まだまだ現役の“オールドボーイ”です! 2024年4月に「株式会社オーガニックnico」へ入社し、まったくの未経験からオーガニック農業の世界へ飛び込みました。
オーガニックスクール日誌 「講義内容紹介(その5)座学⑦⑧」

オーガニックスクール日誌 「講義内容紹介(その5)座学⑦⑧」

この記事のまとめ

オーガニックスクール座学その1では、京都先端科学大学の藤井教授による「肥料」をテーマとした講義が行われました。農業の基礎でありながら誤解されがちな肥料について、理論的かつ分かりやすく学ぶ内容でした。

座学その2は、オーガニックnicoの福田泰子さんによる講義です。
福田さんは農学博士であり、研究者としての視点と、現場での実践者としての視点の両方を持つ講師です。

座学その1「肥料」とは何か

オーガニックスクールの座学その1は、京都先端科学大学の藤井教授による「肥料」をテーマにした講義でした。
農業において欠かすことのできない肥料ですが、
「肥料=たくさん与えればよいもの」
という単純な話ではないことを、基礎から丁寧に解説していただきました。

肥料の役割と農業の関係

講義では、肥料が作物に与える影響や、土壌との関係性についても触れられました。

  • 作物が成長するために必要な栄養素
  • 肥料と土のバランスの重要性
  • 有機農業における肥料の考え方

といった点を中心に、理論的でありながら現場にもつながる内容でした。

学生時代に断片的に学んだ知識が、
「農業全体の仕組みの一部」としてつながっていく感覚があり、
これからの講義への土台となる、非常に重要な座学でした。

藤井孝夫教授(京都先端科学大学バイオ環境学部生物環境科学科 特任教授)のプロフィール写真 藤井孝夫教授の専門分野・所属学会・略歴一覧表(専門:土壌学・作物栄養学・植物生理学) s

座学その2 有機農法の理論と実践

座学その2は、オーガニックnicoの福田泰子さんによる講義です。
福田さんは農学博士であり、研究者としての視点と、現場での実践者としての視点の両方を持つ講師です。

農学博士としての理論的背景

講義スライド「発芽と成長、収穫、作物生理」(株式会社オーガニックnico 福田泰子)

博士課程で学ばれた農学の理論を土台に、
有機農業とは何か、なぜその方法を選ぶのかについて、論理的に説明されました。

  • 有機農法を支える科学的な考え方
  • 慣行農業との違い
  • 理論を知ることの重要性

といった点が整理され、感覚論ではない「説明できる有機農業」が示されていました。

実際の栽培経験から磨かれた有機農法技術

講義スライド:植物の生育と季節変化に関する説明(植物は動物の様に動き回ることはできない、種を播けばいずれ芽生えるなど) 講義スライド:植物生理学の説明(作物の播種から収穫までの環境応答と生理の理解)

福田さんは、理論だけでなく、オーガニックnicoでの実際の栽培経験を重ねることで、有機農法の技術をさらに磨いてこられました。

  • 研究と現場を往復する姿勢
  • 失敗と検証を積み重ねた経験
  • 机上の理論で終わらせない実践力

その言葉一つひとつに説得力があり、
「学問が現場で生きる瞬間」を感じられる講義でした。

理論と実践が結びついたこの座学は、
これから有機農業を学ぶ上での大きな指針となる内容でした。