投稿日:2026年2月12日
最終更新日:2026年2月19日
農業用語地域景観有機農業の役割

オーガニックスクール日誌「講義内容紹介(その4)座学⑤⑥」

著者画像
WRITER 石川仁士
事務局長
初めまして。京都・亀岡にある「亀岡オーガニック農業スクール」事務局の石川と申します。今年で70歳になる、まだまだ現役の“オールドボーイ”です! 2024年4月に「株式会社オーガニックnico」へ入社し、まったくの未経験からオーガニック農業の世界へ飛び込みました。
オーガニックスクール日誌「講義内容紹介(その4)座学⑤⑥」

オーガニックスクール日誌「講義内容紹介(その4)座学⑤⑥」

【この記事のまとめ】
第2期講座の第3回目は、農業現場での円滑なコミュニケーションに欠かせない「共通言語」としての農業用語解説と、有機農業が地域景観の維持にどのように貢献しているかという「景観保護」の視点を学びます。技術習得の先にある、地域の一員としての役割を深く掘り下げます。

現場の共通言語|農業用語の基礎をマスターする

令和7年3月8日、第2期講座も3回目を迎えました。座学の前半は、農業を志す者として避けては通れない「農業用語」のレクチャーです。

圃場各部名称・株間条間・畝の名称・耕運・矢耕起・砕土・整地・畝立て

講師は植木主任講師。現場で日常的に飛び交う専門用語一式を、一つずつ丁寧に解説していきます。

「知っている」を「共通の理解」に変える重要性

受講生の皆さんの農業経験は、家庭菜園レベルから本格的な経験者まで千差万別です。

播種→潅水→定植→間引き

  • 経験者には当たり前でも、初心者には未知の言葉が多い
  • 現場での指示を正確に理解するための「共通語」として機能する
  • これから10ヶ月間、共に学び働く仲間とのコミュニケーションの土台となる

知ったかぶりをせず、この時期に確実に言葉の定義を揃えておくことが、後の実習での安全や効率に直結します。

風景を作る産業|有機農業と地域景観の関係性

座学の後半は、視点を広げて「地域の環境と有機農業」について考えます。講師は、株式会社ビオかめおかの監査役であり、長年景観を守る活動を続けてこられた増永滋生さんです。

増永滋生プロフィール

有機農業が「美しい田園風景」を育む3つの理由

有機農業は単に安全な作物を作るだけでなく、その土地の風景を守る重要な役割を担っています。

  • 土と水の健全化:化学資材を使用しないことで、田園の生態系が自然な形で保たれます。
  • 命のある景観:生き物たちが戻ってくることで、五感で生命の息吹を感じる風景が生まれます。
  • 多様な視覚表現:混植や輪作、緑肥の導入により、単一栽培にはない変化に富んだ美しい風景が形作られます。

有機農業は風景を作る産業

有機農業は、未来へ繋ぐべき「風景」を作る産業でもある。その誇りを胸に、私たちは日々の農作業に向き合っています。