最終更新日:2025年5月2日 亀岡オーガニック農業スクール害虫病害うどんこ病
「病害虫防除の基礎」について

「病害虫防除の基礎」について
本日のテーマは、有機栽培における病害虫の問題
講師は、オーガニックnicoの病害虫対策の大家の池田さん。
病害虫対策とはほど遠い可愛い女性です。(しかも技術士さんです!)
有機栽培における病害虫の問題
※収穫物自体が被害を受けているため、販売不可。
なかなか果物売り場ではお目にかからないイチゴやインゲン豆ですね。
私も入社して初めて「うどんこ病」という名前を知りました。
なんかぞっとしますね。
では有機栽培で病害虫被害を防ぐには…?
病害虫対策はここが違う!
一方、有機農法では化学合成農薬が使用できず、緩効性・分解性の高い資材を使い、労力がかかるとされる。
初心者には難しい方法も多いが、環境に配慮した取り組みが重視される。
慣行農法
- 即効性
- 省力化可能
- 初心者でも間違わずに使えるものが多い
有機農法
- 遅効性、緩効性
- 労力を要する
- 初心者には使い方が難しい方法が多い
「う~ん💦あなたなら、どちらを選びますか?」
有機農法におけるIPM(総合的病害虫防除)
使用可能な方法(化学的・耕種的・物理的・生物的防除)を組み合わせて相乗的に効果を出すIPM(総合的病害虫防除)が重要とされている。
例:炭酸水素カリウムの使用や耐病性品種の選定、器具消毒、微生物製剤の活用など。
葉かび病への対策などに有効。
もちろん慣行農法がダメだなんて考えていません。
現在の私たちの食を支えていただいています。
「病害虫早期発見の機会を作る」
有機農法では農薬の選択肢が限られるため、早期発見と正確な同定が重要。
カビの発生や虫の大量発生にも早期対応が鍵!
ただ、この手間が大切なような気がします。
世の中、なんでも楽に楽になっています。
農作業は重労働ですから楽であることは大事です。
ただ私は有機農法に限らず、便利で楽であることは、良いことばかりではないような気もします。
「病徴による病害の判別-1」
罹病葉は摘葉して持ち出し処理/固定した病気に適用する有機JAS適合薬剤で対処
葉に現れる病斑の特徴やカビの有無をもとに、以下のような病気を識別できる:
大事なのは、「学ぶ」姿勢なんですね。
付録
付録:観察ポイントチェックリスト
病害虫の発見・観察
見逃しやすい場所のチェック → 株元、葉の裏、果実の下、日陰部分
観察すべき症状
亀岡オーガニック農業スクールは、有機農法を基礎から学べます!