投稿日:2025年4月30日
最終更新日:2025年5月2日
亀岡オーガニック農業スクール害虫病害うどんこ病

「病害虫防除の基礎」について

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WRITER 石川仁士
事務局長
初めまして。京都・亀岡にある「亀岡オーガニック農業スクール」事務局の石川と申します。今年で70歳になる、まだまだ現役の“オールドボーイ”です! 2024年4月に「株式会社オーガニックnico」へ入社し、まったくの未経験からオーガニック農業の世界へ飛び込みました。
「病害虫防除の基礎」について

「病害虫防除の基礎」について

本日のテーマは、有機栽培における病害虫の問題
講師は、オーガニックnicoの病害虫対策の大家の池田さん。
病害虫対策とはほど遠い可愛い女性です。(しかも技術士さんです!)

有機栽培における病害虫の問題

病害による被害の写真(インゲン豆とイチゴ)

なかなか果物売り場ではお目にかからないイチゴやインゲン豆ですね。
私も入社して初めて「うどんこ病」という名前を知りました。
なんかぞっとしますね。

では有機栽培で病害虫被害を防ぐには…?

病害虫対策はここが違う!

慣行農法と有機農法の病害虫対策の違い

慣行農法は速効性・省力化・標準化が特徴で、化学合成農薬を使用可能。
一方、有機農法では化学合成農薬が使用できず、緩効性・分解性の高い資材を使い、労力がかかるとされる。
初心者には難しい方法も多いが、環境に配慮した取り組みが重視される。

慣行農法

  • 即効性
  • 省力化可能
  • 初心者でも間違わずに使えるものが多い

有機農法

  • 遅効性、緩効性
  • 労力を要する
  • 初心者には使い方が難しい方法が多い

「う~ん💦あなたなら、どちらを選びますか?」

有機農法におけるIPM(総合的病害虫防除)

有機農法におけるIPM(総合的病害虫防除)

もちろん慣行農法がダメだなんて考えていません。
現在の私たちの食を支えていただいています。

「病害虫早期発見の機会を作る」

病害虫早期発見のポイントと観察事例

ただ、この手間が大切なような気がします。
世の中、なんでも楽に楽になっています。
農作業は重労働ですから楽であることは大事です。
ただ私は有機農法に限らず、便利で楽であることは、良いことばかりではないような気もします。

「病徴による病害の判別-1」

病徴による病害の判別表(病斑・カビの特徴)

大事なのは、「学ぶ」姿勢なんですね。

付録

病害虫観察ポイントチェックリスト

亀岡オーガニック農業スクールは、有機農法を基礎から学べます!