最終更新日:2025年9月5日 亀岡市長桂川
オーガニック農業スクール第三期生の募集に際して、亀岡市長、桂川様よりご挨拶を頂戴しました!

オーガニック農業スクール第三期生の募集に際して、亀岡市長、桂川様よりご挨拶を頂戴しました!
本記事では、亀岡市が取り組む「オーガニックビレッジ宣言」と、その中核を担う 亀岡オーガニック農業スクール の活動について紹介しています。
- 亀岡市が全国で2番目に「オーガニックビレッジ宣言」を行った背景
- 全国から視察が集まる理由と、先進事例として注目されているポイント
- スクールの特徴(有機農業の基礎・技術指導に加え、新規就農の伴走支援)
- 実際に第一期生・第二期生が就農に踏み出した成果事例
- 「新規就農は難しい」と言われる中で直面する課題と、その解決への取り組み
これらを通して、亀岡市がどのように持続可能な農業を実現しようとしているのかをまとめています。
市長あいさつ

亀岡市は、世界に誇れる環境先進都市を目指す取り組みの一つとして、農業由来の環境負荷低減を図るため、有機農業を推進しています。
その大きな柱として「亀岡オーガニック農業スクール」を開校いたしました。
これまでに、第一期生から3名が市内で就農されるとともに、第二期生も4名が現在、就農の準備を進めていただいています。
このように、着実に成果が出る中で、卒業後の伴走支援を充実させるため、オーガニック農業団地の事業もスタートいたしました。
本市で有機農業を学びたい、取り組みたいという方の受講を心よりお待ちしています。
(亀岡市長 桂川 孝裕)
亀岡市のオーガニックビレッジ宣言
亀岡市は令和5年2月、全国で2番目となる「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。最初に宣言をしたのは奈良県宇陀市であり、令和5年末時点では全国131市町村が同様の宣言をしています。
農林水産省は、令和12年までに200市町村を目標に掲げており、この流れは今後さらに広がっていくと予想されます。
先進事例として注目される亀岡市
宣言都市の中でも亀岡市は特に「先進的な事例」として全国から注目されています。実際に、同じく宣言を行った自治体や、宣言を検討している市町村からの視察が相次いでいます。
- 令和5年7月:長野県議会の議員団が視察
- 令和5年8月:栃木県小山市の浅野市長と担当部局が来校
このように全国から視察が続くことは、亀岡市の取り組みがモデルケースとして評価されている証拠です。
亀岡オーガニック農業スクールの特徴
視察団が特に関心を寄せるのは、当スクールが「単なる研修の場」にとどまらないという点です。
- 技術指導だけではなく、新規就農を支援
- 卒業生が農業で生活を成り立たせることを目標
- 就農後の伴走支援を実施
つまり、「学んで終わり」ではなく「農業を職業として継続できる」ようにサポートする仕組みこそが、当スクールの最大の特徴です。
新規就農のハードルとスクールの役割
一般的に「新規就農は難しい」と言われています。その理由としては以下のような課題があります。
- 農地の確保
- 初期投資の大きさ
- 販路の開拓
- 経営として農業を継続するノウハウ
こうした壁に対して、当スクールでは卒業後の伴走支援を行うことで、一歩踏み出す新規就農者を支えています。まさに「学び」から「実践」へ、そして「定着」へとつなげる仕組みを備えています。
未来に向けて
亀岡オーガニック農業スクールは、これからも新たな農業人材を育成し、地域から全国へと持続可能な農業モデルを発信していきます。
「学び」「就農」「継続」という一連のプロセスをサポートすることで、日本の有機農業を次のステージへ押し上げる存在であり続けたいと考えています。