最終更新日:2025年4月25日 亀岡オーガニック農業スクール
亀岡オーガニック農業スクールも2ヶ月が過ぎました😜

亀岡オーガニック農業スクールも2ヶ月が過ぎました😜
京都府亀岡市に誕生した「亀岡オーガニック農業スクール」は、環境に優しい持続可能な農業の未来を担う人材を育てる、新しいかたちの学びの場です。オーガニック農業や自然栽培に関心がある方、農業未経験から一歩踏み出したい方にとって、ここは理想的なスタート地点となるでしょう。
この記事では、スクールの事務局長である石川が、自身の予想を大きく超えた“農業との出会い”について、リアルな体験をもとに語ります。70歳を目前にして新しい世界に飛び込み、今や農業スクールの運営を担うまでに至ったストーリーは、多くの人にとって共感と勇気を与えてくれるはずです。
開校式が行われた日には、なんと記録的な大雪が降り、亀岡の自然の厳しさと美しさを象徴するような一日となりました。地域とのつながりも深く、亀岡市長の桂川氏からの熱いエールも、スクールの価値と未来を物語っています。
「農業に興味はあるけど、どこから始めたらいいかわからない」「オーガニックに関心があるけど、自分にできるのか不安」と感じている方にとって、このブログはきっとひとつのヒントになるはず。亀岡という土地で、自然と人、学びと実践が融合するリアルな現場を、ぜひあなたものぞいてみてください。
亀岡オーガニック農業スクールとは?事務局長からのご挨拶
初めまして。京都・亀岡市で運営している「亀岡オーガニック農業スクール」事務局の石川です。今年で70歳を迎えることになりましたが、まだまだ現役で動いております。
私は2024年に株式会社オーガニックnicoに入社し、これまで全く縁のなかった“農業”という世界に飛び込むことになりました。それまでの人生は、どちらかというと都会的な仕事中心。正直なところ、オーガニック農業の「オ」の字も知らないまま、まさか自分が農業スクールの運営に関わるとは夢にも思っていませんでした。
オーガニック初心者が農業スクールの運営へ
最初のきっかけは、ある方からの「経理をちょっと手伝ってもらえませんか?」という、軽い依頼でした。それが気づけば、徐々に深く関わるようになり、最終的には農業スクール全体の運営を任される立場に。人生って、想定外の展開があるから面白いですね。
今ではカリキュラムの確認から受講生とのやりとり、地域農家さんとの連携など、日々多岐にわたる業務を担っています。もちろん、最初はわからないことだらけ。でも逆に、それが面白いんです。何歳になっても、未知の世界に挑戦するワクワク感は変わりません。
農業に無縁だった私が“オーガニック”に惹かれた理由
このスクールに関わるようになって驚いたのは、「農業」という世界の奥深さです。土に触れ、種を蒔き、太陽や水、風の力を借りながら作物を育てる。この循環の中で、人間はただ「作る」のではなく、「自然と共に生きている」のだと実感する日々です。
オーガニック農業は、単に農薬を使わないというだけではありません。土の健康を守ること、生物多様性を大切にすること、そして食べる人の命を思って作物を育てるという、まさに“哲学”があるんです。
そんな理念に少しずつ共感し、今では「もっと多くの人にこの世界を知ってほしい」と思うようになりました。
記録的大雪の日に行われた開校式

2025年2月8日、亀岡オーガニック農業スクールの第二期生開校式が行われました。なんとその日は、記録的な大雪。道路は真っ白、駅からの道も足元がぐしょぐしょ…。本当に開催できるのか?という不安の中、多くの関係者が集まってくれました。
結果的には、雪の中でも足を運んでくださった参加者の皆さんのおかげで、忘れられない一日になりました。ある意味で「自然との共生」を象徴するようなスタートだったとも言えるかもしれません。
この日、「農業は天気と共にある」ということを強く実感しました。自然の力を前提として営むオーガニック農業だからこそ、こうした経験も大切な学びのひとつなんだと思います。
令和7年2月8日、亀岡市にて
桂川市長からの激励メッセージ

当日は、亀岡市の桂川孝裕市長にもご挨拶いただきました。桂川市長は環境政策にも力を入れておられ、オーガニック農業や地域活性化に対する理解と支援の姿勢がとても強い方です。
市長のスピーチでは、「地域資源を活かした持続可能な農業の実現は、これからの亀岡の未来をつくる一歩です」との力強いメッセージがあり、会場には大きな拍手が沸きました。
行政と民間、地域の農家と市民が一体となって取り組むこのプロジェクトの広がりを、改めて感じた瞬間でした。
今後のスクール日記にご期待ください!
このスクールでは、20代から60代まで幅広い年代の方が学びに来られています。みなさん背景も動機もバラバラ。でも共通しているのは、「自分の手で何かを育てたい」「自然と共に暮らしたい」という思いです。
このブログでは、これからスクールの活動や日常風景を少しずつ綴っていこうと思っています。農業未経験者が、どのように“農”と出会い、成長していくのか。そのリアルをお届けできたらうれしいです。
自然と向き合い、人とつながり、自分自身とも向き合う——そんな深い時間を、亀岡で一緒に過ごしてみませんか?